Lite設定項目リファレンス Preview
Liteを導入・運用するときに指定する値を説明します。競技開催の操作手順は 競技開催者マニュアルを参照してください。
表の見方
- 用途: 何を変える設定か。
- 形式・範囲: TenkaCloudが受け付ける文字、選択肢、数値範囲。
- 省略時: 設定を書かなかった場合の動作。
- 不正値: どの段階で停止するか。文言は Lite設定メッセージ一覧で調べます。
「文字数制限なし」は、TenkaCloudのコードに専用の上限検査がないという意味です。 AWSや外部サービス側の上限を保証するものではありません。
最初の導入で使う設定
| 設定 | 用途 | 形式・範囲 | 省略時 | 入力例 | 不正値 |
|---|---|---|---|---|---|
TENANT_ADMIN_EMAIL |
最初にApplication Admin Consoleへ入る開催者 | コンソールランチャーでは空白を含まない名前@ドメイン.末尾形式。TenkaCloud独自の文字数上限なし |
導入を停止 | organizer@example.com |
コンソールではCloudFormationの入力検査、make env-initでは@の有無で停止 |
AWS_ACCOUNT_ID |
誤ったAWSアカウントへの導入を防ぐ | 半角数字12桁 | コンソールランチャーは実行中のAWSアカウントから自動取得。手動導入では未設定のまま進む経路があるため明示を推奨 | 123456789012 |
Turso事前確認では12桁でなければ停止 |
AWS_REGION |
TenkaCloudを置くリージョン | ap-northeast-1のようなAWSリージョン名。make env-initは英字2文字-英字-数字1桁を検査。文字数上限なし |
AWS CLIの既定リージョンに依存 | ap-northeast-1 |
wizardで形式エラー。後段ではAWS CLIまたはCloudFormationが停止する場合がある |
CDK_PARAM_DEPLOY_EXTERNAL_ID |
TenkaCloudが競技者AWSのロールを引き受けるときの照合値 | 16〜128文字。半角英数字と_ = , . @ : / - |
同一AWSアカウント内の試行は可能。別の競技者AWSへは接続できない | tc-school-2026-a91f |
16文字未満は問題デプロイ時に停止。競技者側CloudFormationも同じ範囲を検査 |
管理データの保存先
| 設定 | 用途 | 形式・範囲 | 省略時 | 入力例 | 不正値 |
|---|---|---|---|---|---|
CDK_PARAM_CONTROL_DATA_BACKEND |
競技、チーム、得点などの保存先 | dynamodbまたはturso。大文字小文字は区別しない |
dynamodb |
dynamodb |
2値以外はCDK synthで停止 |
CDK_PARAM_TURSO_DATABASE_URL |
Tursoデータベースの接続先 | 空でないURL文字列。TenkaCloud独自の文字数・URL形式検査なし | turso選択時は導入を停止 |
https://db-org.turso.io |
空ならmake env-check-liteで停止。形式不正は接続時に外部サービスのエラー |
CDK_PARAM_TURSO_AUTH_TOKEN_PARAMETER_NAME |
Tursoトークンを保存したSSM Parameter Storeの名前 | 空でない文字列。トークン本体ではなく名前を指定 | turso選択時は導入を停止 |
/TenkaCloud/development/turso/auth-token |
空ならmake env-check-liteで停止。存在しない名前は接続時にAWSのエラー |
DynamoDBとTursoのデータは同期されません。保存先を変える前に必要なデータを エクスポートし、切り替え後の確認が終わるまで既存データを削除しないでください。
DynamoDBとログ
| 設定 | 用途 | 形式・範囲 | 省略時 | 入力例 | 不正値 |
|---|---|---|---|---|---|
DYNAMODB_BILLING_MODE |
DynamoDBの課金方式 | PROVISIONEDまたはPAY_PER_REQUEST |
PROVISIONED |
PROVISIONED |
現行実装は未知の値をPROVISIONEDとして扱う。専用エラーなし |
CDK_PARAM_DYNAMODB_READ_CAPACITY |
各DynamoDBテーブルとGSIの読み取り容量 | コンソールランチャーは整数1〜200 |
1 |
5 |
コンソールは範囲外を拒否。.env経路には専用の範囲エラーなし |
CDK_PARAM_DYNAMODB_WRITE_CAPACITY |
各DynamoDBテーブルとGSIの書き込み容量 | コンソールランチャーは整数1〜200 |
1 |
5 |
コンソールは範囲外を拒否。.env経路には専用の範囲エラーなし |
CDK_PARAM_LOG_RETENTION_DAYS |
CloudWatch Logsを残す日数 | 1, 3, 5, 7, 14, 30, 60, 90, 120, 150, 180, 365, 400, 545, 731, 1827, 3653のいずれか |
1 |
30 |
一覧外はCDK synthで停止。0、負数、数字以外は1へ戻る |
容量を増やすと料金も増えます。数値を変える前にテストイベントで必要量を測定し、
終了後に1へ戻してください。
採点と料金の警告メール
| 設定 | 用途 | 形式・範囲 | 省略時 | 入力例 | 不正値 |
|---|---|---|---|---|---|
CDK_PARAM_OPS_ALERT_EMAIL |
採点エラー、採点停止、月額超過の3種類を受け取る宛先 | 空でないメールアドレス。TenkaCloud独自の形式・文字数検査なし | 3種類のメール通知を作らない | ops@example.com |
専用エラーなし。AWSで購読を作れない、または確認メールが届かない |
CDK_PARAM_OPS_MONTHLY_COST_LIMIT_USD |
当月の実利用額を比較する米ドル額 | 0より大きい数。上限なし | メール設定時は10 |
25 |
0、負数、数字以外はCDK synthで停止 |
CDK_PARAM_OPS_BUDGET_THRESHOLD_PERCENT |
上記金額の何%で通知するか | 0より大きく100以下の数 | 100 |
80 |
0以下、100超、数字以外はCDK synthで停止 |
CDK_PARAM_OPS_ALERT_EMAILを設定したあと、AWSから届く購読確認メールで承認しないと
警告は届きません。問題の開始・停止・片付けで起きるすべてのエラーを通知する設定ではありません。
問題デプロイと機能切り替え
| 設定 | 用途 | 形式・範囲 | 省略時 | 入力例 | 不正値 |
|---|---|---|---|---|---|
CDK_PARAM_DEPLOY_ALLOWED_CIDRS |
対応する問題へ渡す接続元ネットワーク | IPv4またはIPv6のCIDRをカンマ区切り。件数・文字数上限なし | 制限値を渡さない | 198.51.100.10/32,203.0.113.0/24 |
IP、/、prefixが不正ならCDK synthで停止 |
CDK_PARAM_DEPLOY_VIA_LAMBDA |
問題デプロイをLambda経路から旧CodeBuild経路へ戻す | 旧経路にする値は小文字のfalseだけ |
Lambda経路 | false |
FALSE、0、noを含むそれ以外はLambda経路。専用エラーなし |
CDK_PARAM_FEATURES |
画面・機能の有効無効 | JSON object。各valueはtrueまたはfalse。文字数上限なし |
featuresを出力しない |
{"samlSso":true} |
JSONでない、objectでない、valueがbooleanでない場合はCDK synthで停止 |
CDK_PARAM_AUDIT_LOG_ENABLED |
管理操作の監査記録を止める | 止める値は小文字のfalseだけ |
記録する | false |
FALSE、0を含むそれ以外は記録する。専用エラーなし |
CDK_PARAM_SOURCE_BUCKET_VERSIONING |
SaaSソースbucketの過去版を保存する | 有効値は大文字小文字を問わずtrue、enabled、1 |
停止 | true |
それ以外はエラーにせず停止扱い |
CDK_PARAM_DEPLOY_VIA_LAMBDA、CDK_PARAM_FEATURES、
CDK_PARAM_AUDIT_LOG_ENABLEDは障害調査や段階導入のための上級設定です。通常のLite競技では
未設定のままにします。